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モルタル注入について
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施工レポート 文化財

 

歴史を守る。

 

 

施工前
 
福岡県朝倉市、秋月にある石積みです。文化財級の江戸時代の石積みです。
施工後
施工前も施工後も変化が見られません。これこそ、施主様の求めれれてたモノなんです。

 

   今回の現場は、『文化財の保護』でした。

 福岡県は朝倉市秋月はとても歴史情緒ある場所です。この地区では積極的に歴史的構造物などを保護されています。

 そして、今回はこの石積みを現状の見た目のまま、補強してほしいとの依頼がありました。

 株式会社あらいの腕の見せ所です。

  

 

これが、江戸時代に積まれた石積みです。

広島では見かけない積み方で不思議な感じです。

この石積みに、モルタルが見えないように石と石の隙間にモルタルを注入します。

 

 

 

 

石積みを清掃していくと…

 

隙間だらけです。この隙間にモルタルを入れます。

 

今回はモルタルが目立たないようにセメント着色材を使用します。

 

 

石積みの中でもモルタルを注入する部分としない部分を文化財に詳しい専門家が見極めて、やらない箇所には絶対にモルタルを付着させないでくださいとのことで、厳重に養生しました。さらに川の下流では飲料水の取水場があるためにモルタルを下に落とすことも出来ません。

 

石の隙間に注入ガンを押し込みモルタルを入れていきます。

 

モルタルが黒いのがお解かりいただけますか??

 

 

 

 

仕上げた状況です。

目地を奥で仕上げてるために目立ちません。

 

 

 

これなら江戸時代を残しつつ、しっかりと補強になりました。

 

 歴史を大切にする。いいことですね~

風情ある石積みを、温かみのある石積みを未来に残していきます。

皆様の周りの石積みも補強しませんか??